脳はいちいち働かない

今回は、「アフォーダンス」という言葉について話していきたいと思います。
アフォダンスとは、ジェームス・ギブソンが運動制御について考えたものです。この理論では、動作の発達には感覚機能が重要な役割を果たすと言われています。環境においてたくさんの感覚情報があり、意味のあるように動くためにはそれが必要であるのです。意味のない情報(例えば、色、点もしくは線)は、複雑で高度な規律のある情報(例えば、我々の移動運動の速度の変化によって生まれる情報)になり得ます。
生態学の理論によれば、人間は(全ての動物のように)、単純な情報だけでなく、複雑な形で形成された情報をピックアップします。直接的知覚理論は、脳内の意味のない情報を、要求された高度で規律ある複雑な知覚に変えていくことで、この複雑な情報を処理するのではなく、システム(身体)が環境から直接的に高度な規律ある情報を観察し知覚できると述べています。つまり、脳で変換することを必要としません。身体は、脳の中で再び変換することなく、この情報を意味のある動作に結びつけます。したがって、直接的知覚は、我々の動作の道標的な要素であるのです。

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