運動が代謝に与える影響

仕事柄よく食事会があるという方は多いですが、食事会などでたくさんのご馳走を食べる前にトレーニングを行うことで、2つの点から代謝にメリットがあると考えられます。

インスリンとトレーニング

1つ目は、インスリンの感受性(働き)によるものです。インスリンの働きといえば、よく知られているもので高くなった血糖値を下げるという働きがあり、インスリンは糖代謝に大きく関係をしていて、糖をエネルギーとして使う際にも働きます。そんなインスリンの働きをしっかり利用するためにも、ご馳走を食べる前にトレーニングを行います。そうすることにより、筋肉はまるでスポンジのように、摂取した炭水化物を取り込んでエネルギーとして使い、脂肪細胞に蓄えられてしまうことを避けることができます。

また、その以外にもインスリンには、主に骨格筋、脂肪組織、肝臓などで、①たんぱく質代謝:アミノ酸の細胞内取り込みを促進し、タンパク合成を高め、タンパク質のいかを抑制する働きや、②脂質代謝:脂肪分解を抑制し、脂肪酸やコレステロール合成を亢進するといったいろいろな働きを持っています。

アルコール摂取とトレーニング

2つ目は、アルコール摂取に関するものです。エネルギー量の多さを別として、アルコールの一番の問題点は、たんぱく質合成にマイナスの影響を与えることです。私たちの体の中では、常にさまざまな代謝が行われています。もちろんダイエットなので脂肪をエネルギーとして使っていくことも代謝の1つであり、アルコールの分解も代謝の1つです。その代謝ですが、生命維持により大切なものから優先して働くようになっていて、脂肪を減らすことより、肝臓という臓器に関わるアルコールの分解の方が、より生命維持としては優先されるようになっています。なので、ダイエット中や体作りを行う際、アルコールはマイナスなのですが、その中でもトレーニングとアルコール摂取のタイミングを考えることで、影響を最小限にすることができます。例えば、トレーニングを行ってから飲酒をする場合と、飲酒をした翌日にトレーニングを行う場合だと、トレーニングを行った後に飲酒した方が、アルコールのたんぱく質合成全般への影響が最小限に抑えられることが研究からわかっています。

なので、①と②の観点からも、食事会前にはトレーニングをしおくのがベストです。
準備をしっかりして楽しい時間がすごせるといいですよね。

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